午前中は、介護施設へ行き、
1時間普段の様子を観察。
改めてグループホームの日常を見ると、
切なさを感じました。
フロアにいる利用者さん
目のやり場がなくひたすらテレビを観ている。
たまに利用者さんが他の方に話しかけても、
話しかけられた方は耳が遠くて聞こえない。
またテレビに目を向ける。
スタッフさんは業務に追われている。
このなかで時間を作ってコミュニケーションを取ろうとするのは、
よほどのモチベーションが必要。
1時間が経ち、
ミッケルアート映像版を流し、様子を観察。
最初は何だこれ?という違和感。
次第にこのピリッとした感じの何とも言えない空気感。
「ラブレターを渡したことはありますか?」
ナレーションに小さく頷く利用者さんがいる。
利用者さんの日常に、すーっと入り、
独特の空気感が生まれた。
スタッフさんは、記録業務に集中している。
業務負担は0。
ミッケルアートを開発して7年目。
独特なツールが見えてきた。